彦根異業種交流研究会(南大介会長)は、去る5月7日に彦根商工会議所にて5月例会「新入会員による事業PR」を開催致しました。
第1部は、「新入会員による事業PR」として、(株)魚清 代表取締役の林 清和氏より話を伺った。
・2代目で初代は魚屋。大学時代に日本料理店でアルバイトをしたことから、飲食店が面白く大学を中退して勤務した。父親が病気になり32歳の時に帰郷して店を継いだ。しかし、家業は、仕出し弁当が主で土日のみの営業であった。このままでは、自分の収入も見込めないと思い、税理士から銀行を紹介してもらって、借金をして店を建てた。
・その店は、法事とその後の食事ができるスペースをとって「なごみ庵」とした。仏壇のある部屋で7宗派に対応できようにお客様の便宜を図ることができた。初めての借金で精神的にプレッシャーとなり髪の毛が抜けたため、スキンヘッドにした。
・いいものを安く提供するため、畑で自家栽培したり、仕入れに工夫をしている。琵琶湖の魚を店の名物としたい。
続いて、(株)一休庵 代表取締役 上川悟史氏
・2代目。家業は嫌だったので、大学卒業後に就職したが、寂しさから帰郷。
・家業で一休庵という新しい仕事を任され、飲食店が京都・滋賀に11店鋪ある。一休庵は、西明寺で一休みできる場所を作って欲しいとのことからできた。西明寺前本店、多賀店、金剛輪寺の「豆の木茶屋」は、11月に1年分の売り上げを稼ぐ。父の思いから、豆腐を手作りする「豆腐工房」を立ち上げ、新宿高島屋などから引き合いがあるほど。
・フランチャイズでカルビ屋を2店鋪経営しているが、案外肉の質が良い。冷麺がうまい。
・月桂冠(京都伏見)の酒蔵で日本酒レストラン「月の蔵人」は、大吟醸鍋が人気。
・名古屋の鰻のひつまぶしがイチオシ「炭櫓」
・「京町肉どころ 十二屋」は、京都伏見の古民家を改装した肉割烹の店。伏見観光協会のバックで、2,000万円の補助金で改装費用をまかなう。
第2部は、南会長より、「GAT彦根創立30周年記念事業」と題して、
1:人力車・輪タクの位置情報表示システム
2:GAT彦根ブランド商品の開発
について説明がありました。
ブランド商品に関しては、酒造りをテーマにすることから前谷副会長からも説明がありました。
最後にプロジェクトチームへの参加依頼をされました。
第3部交流サロンは、魚清へ場所を移し、若林アドバイザーの乾杯により、賑やかな宴となりました。
最後に菊川副会長の中締めによりお開きとなりました。