橋川例会幹事の司会により開会し、櫻本会長より挨拶の後、学校法人 聖泉大学教授 方 蘇春氏(GATアドバイザー)による「中国経済の現状とその展望」の講演会を開催しました。
・中国は、人口約14億人、面積は、日本の26倍もあるが、1人当たりのGDPは、日本の4.8分の1と低い。
・一方、鉄鋼生産が過剰で日本の8倍ある。今後は、鉄鋼を増やさない方針とのこと。
・不動産業も過熱気味で土地は、中国政府のものであるが、地上権は、70年が期限で購入する。更新も可能である。ただし北京のマンションは、東京よりも高く、中層階級の年収の25倍以上になっている。
・現在は、シャドーバンキングの高金利が問題になっている。
・中国での賃金上昇が著しく、労働力不足の懸念がある。中国からベトナム、タイ、ラオス、ミャンマーなどにシフトしている。
・中国の1人あたりのGDPは、低いものの30年間で40倍に上がっているので今後も注視したい。
・自家用車の保有台数は、10年で7倍に達している。今後の伸びシロは、まだまだ期待できる。
・中国建国100周年の2049年までは、成長し続けると予測できる。
その後、サロンでは方先生を囲んで中国の現状や問題点ををお聞きし、大変実りある例会が終了致しました。