3月8日~9日に、3月度GAT創立30周年記念tips合同「東京羽田空港のANA機体工場の工場見学」を開催しました。
新幹線にて成田空港に到着後、貸切バスにて、「ANA機体工場」へ向かい、レクチャーを受けました。
全日空(全日本空輸株式会社)は、前身が日本ヘリコプター輸送株式会社であったことから空港便などでは「NH」で表記されているとのこと
売上の73%は、航空旅費収入であること。
安全運航を支える5つの整備部門ある。
1.ドック整備
2.ライン整備
3.エンジン整備
4.装備品整備
5.整備サポート
その後、一般社団法人 日本航空協会 山田常務理事より、「ANAが取り組むアバター」について紹介いただいた。アバターは離れたところに存在すると言う意味。飛行機の利用は、全人類の6%しか利用していない。その移動手段を使えない人のために、遠隔で体験できるという実験を行なっている。障害者がベッドの上から指令を出してAI経由でロボットが現場で操作をしてくれるといった実験をしている。
国際賞金レースなどで宇宙旅行や瞬間移動(テレポーテーション)をアバターを使って擬似体験を競っている。
医師、大工、専門職をスーパーアバターとすれば遠方でも対処できる。
大分県は、行政が積極的にアバターの実験に関わっているとのこと
その後機体工場の現場見学を行った。
1.安全環境
2.人はミスを犯す
3.エラーの連鎖を断ち切る
ヒューマンエラーが全体の60%を占める。
1:29:300の法則。
報告しやすい文化、ものを伝えやすい文化を作るべき。ハインリッヒの法則
エラー分類
1:スリップ(行為の失敗)単純ミス、習慣的なミス
2:ミステイク(認知の失敗)見間違い、思い込み、聞き違い
3:ラプス(記憶の失敗)短期記憶の忘却、ド忘れ
エラーをマネージメントする
1:エラーレジスタンス<仕組み>環境改善(教育・エラー回数を減らす)
2:エラートレランス<行動>エラーの記憶(セルフモニターを止めて確認する)
安全とは、報告できる体質を作るべきことを学びました。
会場を東京グランドホテルに移して、GAT彦根とT’ipsとの交流会を開催した。
南GAT彦根会長の挨拶により開会し、阪上T’ip s幹事長(神戸大学教授)の挨拶の後、田中廣瀬バルブ工業取締役の発声により乾杯をし、交流をした。
3月末で異動される嶽釜大阪ガス支社長と退職される小松室長2人の紹介があり、中締めは、田邉GATアドバイザー(T’ips副幹事長)により、結びとなった。