12月の20・21日と2日間にわたりTip’s&GATとの12月度合同例会が福井県越前市にて行われました。
1日目は、石川製紙(株)様の工場見学和おこないました。
代表取締役社長石川浩氏より会社説明を頂きました。
現在、機械により和紙を抄き奉書紙や美術工芸紙、襖紙といった伝統的な和紙を製造しされている。消臭機能を持った紙で商標登録をとって製造販売している。その紙はアンモニアの消臭も10分位で90%臭いがとれるとのこと。消臭効果の実験で5年後に計測し
た結果95%が90%、5%程度の消臭効果しか落ちていない結果が出ているようです。その後、工場見学では、和紙の製造工程を詳しく説明を受けました。
続いて、パピルス館にて、紙すきの体験をおこないました。桁と呼ばれる道具に原料を汲み、均一に漉きます。10分程度でオリジナル和紙の完成しました。(ハガキが4枚程度)
卯立の工芸館では、職人による紙漉き技を伝統家屋にて一連の工程を見学しました。
最後に、紙の文化博物館において、見学と講演会が開催され、講師に学芸員中川智絵氏を迎えて講演いただきました。博物館は2017年リニューアルオープンし、和紙に触れる体験コーナーや図書コーナーを新設されていました。越前和紙の歴史についてや産地ならではの和紙の作品を多く展示していて、越前和紙の長い歴史と道具なども紹介されていました。
2日目は、タケフナイフビレッジを訪問し、若手打刃物職人の研修グループの共同工場を見学しました。工房にて伝統の鍛造技術を見せていただきました。体験では、メタルキーホルダー制作教室でオリジナルキーホルダーを作りました。