2019年度8月度例会(三水会との合同納涼例会)「学生に就職超人気の総合商社伊藤忠と丸紅を訪ねる」を開催

杉本会長の挨拶

 2019年度8月度例会(三水会との合同納涼例会)は「学生に就職超人気の総合商社伊藤忠と丸紅を訪ねる」と題して、藤忠兵衛記念館と旧豊郷小学校校舎を見学しました。

・伊藤忠兵衛記念館

 橋川例会担当幹事の司会により開会し、記念館の桂田常務理事より伊藤忠兵衛の歴史を紐解くという内容で説明を受けました。

 伊藤忠兵衛1842年出生し、1855年伊藤忠商事を創業。1872年大阪にて呉服

桂田常務理事の説明

太物商(紅忠)を創立。当時伊藤忠商事の新入社員研修は妻である八重が伊藤忠兵衛記念館で実施していた。

 初代忠兵衛は61歳で逝去され、2代目は次男である精一が襲名された。長男は1903年生まれてすぐに逝去された為次男が2代目となった。3代目以降は忠兵衛の名前を継がれていない。

 その後1920年日本の企業が大不況に陥いり、伊藤忠商事は何百億円の損失を出した。その時伊藤忠兵衛の財産をすべてつぎ込み、不況を乗り越えられた。

若林特任教授の講演

 旧伊藤忠兵衛の屋敷を公開されたのは平成14年から、伊藤忠・丸紅の創始者、初代伊藤忠兵衛の100回忌を記念し、初代忠兵衛の旧邸、二代忠兵衛の生家である豊郷本家において、愛用品を始め様々な資料を展示公開している。公開前伊藤忠商事が改装費を出し修復しています。入館料は無料。固定経費はすべて伊藤忠商事が賄っている。屋敷を公開後1年間に約5,000人の入館がある。

 

藤忠兵衛記念館を見学

 引き続き、国立大学法人滋賀大学社会連携センター若林忠彦氏より「何故、伊藤忠は人気があるのか」との題目で講演されました。伊藤忠は今でも、総合商社でNO1であり滋賀大学生にも人気のある企業で、伊藤忠商事に就職される学生も多く、就職された学生から居心地がよい企業とかなり評判がよい。伊藤忠兵衛記念館の敷地面積は1,800㎡(544坪)建物700㎡(212坪)

・旧豊郷小学校校舎

旧豊郷小学校校舎

 旧豊郷小学校は、1937年本校出身で丸紅の専務取締役古川鉄次郎が私財の3分の2に相当する60万円(現在の物価では数十億円)を寄贈して建設された。設計はヴォーリズ建築事務所、当時としては珍しい壮麗な鉄筋コンクリート造の校舎「白亜の殿堂」ないし、「東洋一の小学校」との異名を取った。階段の手摺には、イソップ寓話「兎と亀」をモチーフとしたブロンズ装飾が設置している。

 旧豊郷小学校校舎は、深夜アニメ「けいおん」(京都アニメーション制作)に登場する架空の高校がこの校舎と酷似しており、モデルと認知されている。「聖地巡礼」として訪れるファンも多い。今回京都アニメーションが放火され多くの方が犠牲になったことで、旧豊郷小学校校舎に「けいおん」ファンが毎日のように来られ、想い想いのメッセージ が描き寄せられています。

旧豊郷小学校 講堂にて

 引き続き、ボランティアガイドにより、2班に分かれ旧豊郷小学校校舎を細かく説明された。参加者のほとんどの方が初めて見学されることから、関心を持ってボランティアガイドの説明を聞かれていました。 

・交流サロン

パナソニック(株) 安藤工場長

 兒島例会幹事の司会で開会、杉本会長の挨拶後、パナソニック(株)アプライアンス社ビューティ・パーソナルケア事業部安藤工場による乾杯の発声により宴が始まりました。その後志賀谷専務理事より、会費の改定及び部会の再編について説明がありました。最後に、石原例会幹事の中締めによりお開きとなりました。

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