平成28年6月20日(月)に彦根商工会議所において6月度例会を総勢28名の出席のもと開催いたしました。
林健一例会幹事の司会進行により、開会し、森田会長より挨拶。(例会幹事(案)について説明、承認を得る)アドバイザー小松ものづくり支援室長より、「彦根市家庭教育協力企業協定制度」について説明協力の依頼がありました。
講師にGATアドバイザーの国立大学法人滋賀大学社会連携研究センター特任教授 若林忠彦氏より、長寿企業に見る現代の生き残り戦略 ~現代に活きる近江商人の系譜~をテーマに講演をいただきました。
若林先生からは、近江商人が全国で商いをしている。三井・住友の財閥も実は、近江商人がルーツであり、情報を大切にしていたこと。「始末」とは、単なる倹約のことではなく、たとえ、高くつくものであっても本当にいいものであれば長く使え、その効用も高くなり、結局は得をするということ。
人間性重視の人事考課、その人の才覚よりも人間性を評価したトヨタの事例や財閥も「組織の三菱、人の三井、結束の住友」と言われてきたこと。
300年以上続いてきた近江商人の経営手法の中に人的資源のマネージメントのルーツがあり、企業経営の目的は、利益だけでなく、企業を存続させることが大切なこと。など近江商人から改めて学ぶことの多さを実感しました。