最先端のスマートグリッド研究を学ぶ
5月25日(金)に20名参加のもと、5月度例会として京都大学大学院情報学研究科の松山隆司氏をお迎えし、最先端のスマートグリッドシステムについて講演会を行いました。
松山氏は2008年に京都大学副理事に就任するも専門のスマートグリッドの研究に支障が出ると感じ、副理事を辞退、現在の情報学研究科知能情報学専攻に身を置かれており、講義では、現在話題になっている「地域内発電」という発想ではなく、「地域内節電」という発想のスマートグリッドシステムの提案をしていただきました。
具体的には、①スマートタップネットワークによるエネルギー消費の見える化、②オンデマンド型電力ネットワークによる高度電力マネージメント、③家庭内ナノグリッドによる電力カラーリング、④地域ナノグリッドによるエネルギー売買市場の創生、の4段階の実現ステップを踏み、現在②までは発表済み、③は近日発表という内容と進捗をご報告いただきました。
いきなり「発電」ではなく身近な「電力統制」という点からの講義で、メンバー・アドバイザー一同共感し、盛況のうちに閉会となりました